アクアスロンついては前半で説明した通りです。(前半の参照コチラ)
まずは一人目
うずくまっている青年を発見したワタシ。(σェ゚●)me
青年に近寄って
『どないしたん?大丈夫?』
と聞いてみた。
心の中では、楽観的でした。まぁ大丈夫っていうやろ~ってな感じで近寄る。
すると、青ざめた顔で気分不良とのこと。
え(・□・;)驚 (熱中症になってたらヤバイ…。汗)
とりあえず、走路にいると他の参加者にぶつかっても危ないので、端っこに移動し、座ってもらい、観察する。
すると、もう一人違う参加者が近寄ってきて2人で青年を観察しながら、ウェットスーツの背中のチャックを開き、楽にしてもらう。
話をよくよく聞くと、波で酔って、気持ち悪くなってしまったとのこと。
あ~良かった、大事には至らずで…。と思うワタシ。
海やからしゃ~ないといえども…、
ちゃんと調整して来いよぉ~~~ヽ(`Д´)ノ
って、思ってしまう器の小さいワタシでした。
ま、このままでも大丈夫やけど、放っておくわけにもいかないので寄り添って話していたらほどなく異変に気付いた救護スタッフが来ました。
「お~い、こっちこっち。この人、波酔いしたらしいので、あと宜しくぅ~(^_^)/」
で、後はお願いして、ロスした時間を巻き返すべく進みました~。
ちなみにこの人、後で知りましたが、勇気あるリタイアをしたそうです。賢明な判断ですね。アクアスロンで無茶は御法度です。
続いて2人目
さて、切り替えて着替えて走るためにトランジションに向かう!
毎年ですが、トランジションまでは熱地獄(笑)
地面は砂場からコンクリートになり、かなりアチチな状態。
海から上がったばかりなので、裸足ですよモチロン。直コンクリですよι(´Д`υ)
簡易シャワーを所々で水を流してくれていますが、火傷するんじゃないかと思うぐらいアチチ地面がチラホラ…。
簡易シャワーも良いけど、何か敷くとか対策してくれよ…
アチチ~とふざけがら、側道の連れなどの応援に答えつつ自分の場所へ。
毎年、急いで着替えてろくなことがなかったので、一息ついて水分とエネルギーをチャージして余裕をもって焦ることなく着替え完了!
すると、側道の連れから「おそっ!!」と煽られる始末…。
ちょっと、時間かけすぎた(汗
さて、栄養ゼリーもポケットに入れたし、再出発だ!!
快調に走り始めると、まぁまぁ体が軽い!なぜかわからんが・・・。
これは、さっきのロスタイムを結構巻き返せるかも!!
走り出して5分ぐらいで、ちょっと先のコース外で寝そべっている人がいるではありませんか。(;゚Д゚)!
木が植えられている芝生の木陰で、参加者が、上向で寝ててスタッフが付き添いで頭を保持していましたよ。
『ちぇ〜、またかよ〜。(´Д`;)熱中症かぁ〜?気分悪くて吐いてんのかな〜?』
通り過ぎても良かったのですが、スタッフが1人しかいませんでした。
『んん~、前に行きたいィィ…が…見過ごすわけにはいかんな〜』と思い
手助け出来るなら、と走るのを中断し駆け寄りました。
近寄れば近寄るほど、様子が変な感じがしてきて、
『大丈夫で…、ん?(思ったよりグッタリしてる)意識ないの?』
て聞くと
『ないです。呼吸もしてないんです』
って、えええぇぇぇ〜〜〜‼️‼️😱😱😱
救命処置
まずスタッフに再度気道確保してもらって本当に止まっているか確認してもらって、その間に脈拍があるかどうか確認する。
と、止まってるぅぅぅ
これは、救命処置をしなきゃ〜〜〜!!!
『救急車ぁぁぁ〜〜〜!!』っと叫んで、別のスタッフに119番通報してもらって、ワタシは胸骨圧迫を開始しました!
アクアスロンに参加していた職場の先輩や同僚なども異常を察知してきてくれて、胸骨圧迫を交代しながら処置しました。
側道で応援に来ていた先輩が、異常な様子を察知してAEDを持ってきてもらって、パッドを装着!AEDから音声が流れる。
『心電図を調べています。体に触らないでください。』
『ショックが必要です。充電しています。』
『体から離れてください。点滅ボタンを押してください。』
誰も触れていないことを確認し、ボタンを押すと電気ショックが放たれて体がビクッとなりました。
すかさず胸骨圧迫を始めて、処置を続けました。(救急車はまだかぁ〜〜〜)
救急車 到着
そのうち救急車が来てくれました。
やっとのことで、交代しましたが、色々と錯綜していたので情報がうまく伝わらず、救急隊の方は状況を飲み込むのに大変だったと思います。
でも、そこはプロの仕事捌きで必要な情報だけを拾って、救命活動しながら救急車へ収容して、ピーポーピーポーと病院へ搬送してくれました。
そして現実へ・・・
助かるといいなぁ〜って先輩と呟きながら、アクアスロンに参加していたという現実に戻ります。
先輩から『どないする?続き…走る??』ハッとして『どうしましょ~~?ってか、競技自体は続いてるので行くしかないッスね』(あ~めんどくせぇぇぇ)
と言うことで、現実に戻った反動は半端なくキツく感じ、走り始めた時の軽く感じた体はどこへやら…。
へーこら言いながら、側道の人やスタッフに応援されて力もらいながら、なんとか完走しました。
来年はタイムを狙って完走できるといいな〜
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