【保険の実体験③】月7万円払った私が貯蓄型保険をやめた理由

お金の知識

保険で「お得」を信じた人間でした

結論!ワタシには、全然お得でなかった!!(むしろ、毒でした。泣)

7万円。毎月です。

サブスクで言ったら、Netflix、Spotify、Amazonプライム、ChatGPT Plus、ジムの会費を全部契約して、さらに高級ジム2軒目に通っているくらいの金額。(-_-;)

違いは、サブスクは「やめます」のボタンを押せばその場で終わるのに対し、こちらは「やめます」のボタンを押すと、なぜか追加でお金を吸われるという謎仕様でした。

この記事では、貯蓄型保険の正体を、できるだけ笑える(でもちょっと刺さる)温度感でお話しします。

第1章:そもそも「貯蓄型保険」って何者なのか

実は「貯蓄型保険」という名前の保険、正式には存在しません。

これは保険業界が作った、ふんわりした愛称みたいなものです。

「貯蓄型」と名乗っているものの中身は、だいたい以下のどれかです。

  • 終身保険(死ぬまで保障が続き、解約すればお金が戻る)
  • 養老保険(一定期間の保障+満期でお金が戻る)
  • 学資保険(子供の教育費に特化した積立)
  • ドル建て保険(上記を米ドルなどでやるバージョン)

つまり「貯蓄型保険」というのは、「保険なんだけど、ちゃんとあなたにもお金返しますよ」という、いわば営業トークの看板です。看板の下に何が並んでいるかは、店によって全然違います。

私はこの看板を見て、「保険なのに貯金にもなるなんて、二刀流じゃん」と思いました。

大谷翔平に憧れる気持ちと同じ温度で、保険を選んでしまったわけです。今思えば、二刀流って大谷翔平だからこそ成立するんですよね。

私には無理でした。

第2章:終身・ドル建て・生命保険・学資保険、結局どれが偉いの?

ここでよくある質問に答えます。

「終身保険と貯蓄型保険って違うの?」「ドル建てって何?」「生命保険と何が違うの?」「学資保険も貯蓄型?」。

一つずつ、家系図的に整理します。

生命保険

まず一番大きい箱が生命保険です。

これは「人が死んだらお金が出る保険」全部のことです。終身保険も、養老保険も、掛け捨ての定期保険も、全員この「生命保険」一家の親戚です。

終身保険

その中で、終身保険は「一生涯保障が続き、解約すればお金が戻る」タイプの代表選手です。

貯蓄型保険と言われたら、だいたいこれを指していると思って構いません。

こんな感じ👇

「60歳払済」「65歳払済」のように、ある年齢・年数まで払い込むと、それ以降は保険料の支払いがなくなります。しかし保障(死亡時に保険金が出る、解約すればお金が戻る)は、契約上「終身」=一生涯続きます。

つまり、60歳で払い終わったら、61歳以降は1円も払わずに、死亡保障も解約返戻金もずっと持ち続けられる、という設計です。

 これが、お得に聞こえてくるんですよ!!

(但し、支払いが続くVER.の保険もあります。)

ドル建て保険

ドル建て保険は、終身保険などの「仕組み」自体は同じです。

お金のやり取りを米ドルなどの外貨で行うバージョンです。

つまり終身保険一家の中に、「円建てさん」と「ドル建てさん」という兄弟がいる、という関係です。

ドル建てさんは「海外旅行に詳しくてちょっとオシャレ」な雰囲気を出してきますが、為替という名の荒波に巻き込まれると、急に機嫌が悪くなります。

要は、「払い終わった後」の解約返戻金が、その時点での為替レートによって変動する!

という点が円建てと違うところです。払込が終わって保障だけが続いている期間も、解約しようとすればその時のドル/円レートで円換算されます。(コレが為替リスク!!)

ドル建も有期払い(例:10年払い、20年払いなど)を選んでいれば、その期間が終われば払込終了、以降は保障が一生涯続きます。

学資保険

学資保険も貯蓄型一家の親戚で、養老保険の「子供の教育費専用バージョン」です。

「将来お金が戻ってくる」という仕組みは同じですが、目的が「大学の入学金を払う日」にピタッと合わせて設計されている点が特徴です。

つまり

つまり、「生命保険」という大きな家の中に、「貯蓄型(終身・養老・学資)」という部屋があり、その部屋の中に「円建て」「ドル建て」という二つのベッドがある!!

というイメージです。

私はその部屋に入って、両方のベッドに同時に寝ようとして、結果的に毎晩寝相が悪くなりました。

第3章:なぜ「掛け捨て」というものが存在するのか

掛け捨て型保険は、払ったお金が戻ってきません。

「払い損じゃん」と思う方も多いでしょう。でも、これにはちゃんと理由があります。

掛け捨ては、保険料のすべてが「保障を買うコスト」に使われます。

だから同じ保障額なら、貯蓄型よりずっと安いです。

火災保険や自動車保険が掛け捨てなのと同じで、「めったに起きないけど起きたら大変なこと」に対して、安いコストで備えるための仕組みです。

一方、貯蓄型は保険料の中に「保障のコスト」と「積立部分」が両方入っています。

掛け捨てより高くなるのは当然で、積立部分のお金を保険会社が運用しているからです。

なぜ、両方存在するんだ??

なぜ両方存在するのか…。

建前としては「ニーズが違う人がいるから」です。

でも本音を言うと・・・

貯蓄型は保険会社にとって長期で安定収益が見込める!!

つまり「お客さんに長くお付き合いいただける」優良顧客化装置!!

掛け捨ては「保障だけ売って終わり」なんです!

貯蓄型は「何十年も保険料を払い続けてもらえる」。

営業マンとしたら、貯蓄型を提案したくなるでしょう。
そう、ウィンウィンに見せることが出来る超美味しい商品なのです。

第4章:貯蓄型保険のデメリット!!!!!

その1.保険料の内訳は見えにくい

貯蓄型保険の保険料は、大きく分けると「保障部分」「貯蓄部分」「保険会社の取り分」の3層構造になっています。

しかし契約者側からは、その内訳を細かく確認できないケースがほとんどです。

私は見せてもらっていませんでした!!怒

私は契約当時、まったく内訳なんか意識していませんでした!!

見せてもらえるのは「将来これくらい戻りますよ」という最終結果が中心・・・。

もちろん保険会社も商売なので、運営コストや販売コストは必要です。

ただ、契約者としては「毎月払っているお金のうち、どれくらいが積立に回っているのか」が見えないのも事実です。

だからこそ、契約から数年〜十数年で解約すると、払込総額より解約返戻金が少ないんです。

私も後から気付きました。

「(NISAで)個人で運用するより、お金が全然増えてへんやん!」

これが、貯蓄型保険を理解するうえで一番大事なポイントだと思っています。

まぁ、返戻金が元本割れしているってことは・・・、どこに行ったんでしょうね??(笑)

駅前に立派なビルが建っていることを考えれば、容易に想像つくのではないでしょうか。

その2:利回りの話、実は「ものすごく我慢した人限定」

「将来〇〇%増えますよ」というグラフを見せてきます!

グラフの右端がピョーンと上がっているんです。

あれは大抵、20年〜30年契約を維持した最後の最後の話です。

(だって、それぐらいの長期で運用したお金は、増えてるからね~~)

途中で解約すると、グラフの右端には到達しません。

ドル建ての場合は、さらに為替リスクと両替手数料が乗っかります。

「ドルは円より金利高いですよ」「将来のために、ドルと円を両方持っといた方がよい」という説明を実際に受けましたが、「為替手数料」と「円高になったらどうなるか」については、たいてい注釈や別ページの細かい文字で、ひっそりと存在して、説明なしです。

その3:解約しにくい、というか「解約すると損」という呪い

貯蓄型保険の凄いところは、「解約すると損をする」という仕組みそのものが、解約を防止する最強のストッパーになっていることです。

実際に、ワタシもそうでしたし、友人も皆そうです。

一度入ると、「いま解約したら払い損になる」という気持ちが、ずっと心の中に住み着きます。

これは保険会社が悪意で作ったわけではなく、長期で運用するための合理的な設計の「副産物」なのですが、結果として、見直したくても見直せない、という状態を生みます。

私自身、家計を見直したときに「これ、今解約すると数十万円のマイナスか…」と気づいた瞬間、見直しの作業を見て見ぬふりして、また何年か払い続けました。

先延ばしという、人類最大の特技を発揮した瞬間です。

その4:保障も貯蓄も、どっちも「ちょいダサ」になりがち

貯蓄型保険のキャッチコピーは、いつも「保障と貯蓄、一石二鳥!」です。

しかし実態は、保障は薄い、貯蓄の利回りは低い、という「どっちつかず」です。

保険は掛け捨て一択!!

ワタシみたいな小市民がお金を増やしたいならNISAの一択!

保障と貯蓄(運用)は、それぞれ単体で選んだほうが効率がいいことが多いのに、「セットでお得」というパッケージングによって、その比較検討の機会そのものが奪われてしまうのです。

一石二鳥のつもりが、二兎を追う者一兎も得ず、というオチになりがちです。

第5章:私の失敗、もう一度晒します

私が契約していたのは、円建て終身保険、ドル建て終身保険、そして掛け捨ての医療保険特約がメイン。この三本セットで、月7万円でした。

契約時のセールストークは「将来の貯蓄にもなるし、医療保障もついてくるし、ドル建ては円安になったらラッキーですよ」。いいことしか書いてない、福袋みたいな提案でした。

数年後、家計簿を見直して気づいたことを並べます。

  • 終身保険の解約返戻金は、契約から十数年は払込総額を下回っていました。
  • ドル建ては契約時のレートで固定されており、解約や受取りのタイミングのレート次第で元本割れする可能性がありました。
  • 掛け捨ての医療保障部分は、実は単体でもっと安くて同等の保障がある商品が他にありました。
  • 月7万円という金額は、当時家計を確実に圧迫していました。

つまり私は、「保障も貯蓄もまとめてお得」という言葉に釣られて、保障は割高、貯蓄は固定化、というセットを契約していたのです。

お金は確かに「払っている」のに、「貯まっている」感覚は一切ありませんでした。福袋を開けたら、中身が全部「サイズの合わない靴下」だった、そんな気分です。

保険で儲けよう!とか、損してはダメだ!とかで考えてはいけませんね。

掛け捨て保険の保障は素晴らしいと思いますよ!!

第6章:これから保険を選ぶ人へ

しくじったワタシから、皮肉抜きで伝えたいことを書きます。

「保障」と「貯蓄・運用」は、本来別の目的のものです。

それぞれ単独で選ぶより、セット品はトータルのコスト(手数料など)は高くなりやすい構造になっています。

これは仕組み上、避けられません。

それでも「自動的に貯金したい」「自分で運用するのは面倒」という方にとっては、貯蓄型保険は選択の1つですね。

ただし契約前に、最低限これだけは確認してください。

「解約返戻金が払込総額を上回るのは、何年目からか」。この年数を聞いて、「自分はそこまで待てるか?」と自問してください。

10年後の自分に「待てるよね?」と聞くのは、3ヶ月後の自分に「絶対ジム行くよね?」と聞くのと同じくらい、信用度の低い質問ですが…。

そして、複数の保険を「セットだから」という理由だけで契約しないこと。

「これは保障目的か、貯蓄目的か」を分けて考えてください。

貯蓄型保険そのものは悪者ではありません。

ただ、「お得」という言葉の温度感に当てられて、内容を理解せず契約すると、私のように、月数万円のサブスクを何年も払い続け、解約ボタンの前で固まる日々が待っています。

途中で離脱するのは容易ではないですよ!!

この記事が、誰かの「ちょっと立ち止まって考える」きっかけになれば、私の月7万円も、少しは報われた気がします。

保険は掛け捨てで十分なので、得しようとかの損得で考えてはいけません。

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第7章:保険を見直して、ワシの家計はこう変わった

ここまで散々文句を言ってきましたが、では結局どうしたのか。

結論から言うと、保障と資産形成を分けました。

必要な保障だけを掛け捨て保険で残し、それ以外のお金はNISAで積み立てる形に変更しました。

例えばこんな感じです。

項目見直し前見直し後
保険料70,000円5,000円
NISA積立0円65,000円

もちろん、これが全員の正解ではありません。

ただ、ワタシにとっては「保障のためのお金」と「増やすためのお金」を分けたことで、家計管理が圧倒的にラクになりました。

シンプルになったので、頭がスッキリしました!!

もし今のワタシが過去の自分に一言だけ伝えられるなら、こう言います。

保険でお金を増やそうとするな。

保障と運用は別で考えろ。

掛け捨てを損得で考えてはダメだ!と

戻って言えたら良いんですけどね(-_-;)

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